寂しい島 寂しい島だ。 島の中央にタロ芋田が整然と作られ、その周囲を蛸樹やレモンや麺麭樹やウカルなどの雑木の防風木が取巻いている。その、もう一つ外側に椰子林が続き、さてそれからは、白い砂浜——海——珊瑚礁といった順序になる。美しいけれども、 …
著者 | 中島敦 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行 |
初出 | 「南島譚」今日の問題社、1942(昭和17)年11月 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約1時間14分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約2時間2分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
帯
端
南瓜
面
咳
傍
顔料
別
離島
雛妓
虔
外
綿
果
上
眩
人
捕
爪弾
萎
一刷
後
透
己
三廻
眩
臥
生々
手
何処
捩
矗
餡
顰
穿
烟
凡
凭
突出
剥
力
面被
支那
霽
陽除
廻
敵
間違
床
涸
邦訳
糞
干物
蛸樹
汽船
汁
汀
踞坐
殻
景観
巾
欄干
謂
妙
緊
縛
宜
椰子
朧
脣
蔽
脂
背後
肱
股
肋膜
聳
耳殻
耳朶
翹望
翳
翡翠
翠
羨
羊歯
罅隙
瞥見
竟
窺
窶
穿
碧
硝子
石籬
瞼
相槌
発
皆目
目醒
眩暈
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