“雛妓”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おしゃく48.1%
おしやく20.4%
すうぎ11.1%
しゃく9.3%
こども7.4%
したじっこ1.9%
はんぎよく1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“雛妓”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸3.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.1%
文学 > 日本文学 > 日本文学0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
小六は早くから、少し年増としまの芸者と十二、三の雛妓おしゃくと一緒に来て、お茶を出したりお膳を運んだりするのでした。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
老先生はからりっと、羅門の眼の前へ一箇の小箱を投げ出した。血の干乾ひからびた雛妓おしゃくの小指が、はいっていた。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雛妓おしやくや、若い藝妓達——力にさからはないやうに慣らされて居る女達——は、斯う艶めかしい合唱を響かせました。
子は母が胸の上で指差してゐる踊子に見当をつけてよく見ると、最後から二番目のまだ小さい杓子顔の雛妓おしやくであつた。
(新字旧仮名) / 横光利一(著)
この町人のいちまきはそれだけではない、後ろを見ると、十余名の芸妓、雛妓すうぎたぐいがついている。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それから本当に子供を虐待するのは、所謂「親方」や雛妓すうぎの抱主だろうが子供を親方や抱主に渡す親達は云うまでもなく生活の必要に迫られるからだ。
社会時評 (新字新仮名) / 戸坂潤(著)
盛装して一流の芸者とも見える娘。娘に「ちょっと入って頂戴ちょうだい」と云われて、そのあとから若い芸妓げいぎが二人とお雛妓しゃくが一人現れた。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
そうするとそこにお雛妓しゃくがきまして舞うわけであります。
生活と一枚の宗教 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
地味な気性でも若い芸妓である、雛妓こどものうちから顔馴染なじみの多い土地で住居うちをもったから、訪ねてくるものもある。
雛妓こどもたちが、やっと、相顧みてささやき合うたのも無理のないところでしたが、その死人が、やがてまた口をき出しました、
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大丈夫だよ、お前が前橋へ来た時には私は貧乏して居たが、縁と云うものは妙だね、私が芝居町で芸妓げいしゃをして居た時分に、まだ私が十五六で雛妓したじっこで居た時分からお前さんに岡惚をして居て、みんななぶられて居るうち
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
左様さやうですつてネ、雛妓はんぎよく落籍ひかして、月々五十円の仕送りする交際つきあひも、近頃外国で発明されたさうですから——我夫あなた、明日の教会の親睦会しんぼくくわいは御免を蒙ります、天長節は歌舞伎座へ行くものと、往年むかしからわたしの憲法なんですから」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)