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雛妓
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しゃく
ふりがな文庫
“
雛妓
(
しゃく
)” の例文
お
雛妓
(
しゃく
)
のかの子であることが
直
(
す
)
ぐ思い出された。わたくしは起き上って、急いで玄関へ下りてみた。お雛妓のかの子は、わたくしを見ると
老婢
(
ろうひ
)
に
雛妓
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
そうするとそこにお
雛妓
(
しゃく
)
がきまして舞うわけであります。それを見ていると美しい流れが流れてくる。可憐なものだという気がしてくる。そうしてこれは奴隷だ。
生活と一枚の宗教
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
「偉い男がお
雛妓
(
しゃく
)
を可愛がる。そのように女が男を可愛がって何故わるいのだろう」
婦人と文学
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
芸妓屋町の話には、またきっと、そこで少年がもてるというお
雛妓
(
しゃく
)
たちの話をするからであった。
美少年
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
娘に「ちょっと入って
頂戴
(
ちょうだい
)
」と云われて、そのあとから若い
芸妓
(
げいぎ
)
が二人とお
雛妓
(
しゃく
)
が一人現れた。
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
▼ もっと見る
世間は案外敏感で、小笹屋の
暖簾
(
のれん
)
も、と噂する陰口は河岸ばかりでなく、遊びつけの日本橋、柳橋あたりの遊里にまで響き、うっかりしたお
雛妓
(
しゃく
)
の言葉使いにも隠されぬ冷淡さがあった。
とと屋禅譚
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「お
雛妓
(
しゃく
)
だ」
雛妓
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
“雛妓”の意味
《名詞》
まだ一人前でない芸妓。
(出典:Wiktionary)
雛
漢検準1級
部首:⾫
18画
妓
漢検準1級
部首:⼥
7画
“雛”で始まる語句
雛
雛鳥
雛形
雛罌粟
雛壇
雛鶏
雛様
雛段
雛菊
雛芥子