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『とと屋禅譚』
ふりがな文庫
『
とと屋禅譚
(
ととやぜんたん
)
』
明治も改元して左程しばらく経たぬ頃、魚河岸に白魚と鮎を専門に商う小笹屋という店があった。店と言っても家構えがあるわけでなく鮪や鮫を売る問屋の端の板羽目の前を借りて庇を差出し、其の下にほんの取引きに必要なだけの見本を並べるのであった。それだか …
著者
岡本かの子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
免
(
まぬが
)
雛妓
(
しゃく
)
鳶
(
とんび
)
脅
(
おび
)
旧
(
ふる
)
斯
(
こ
)
著
(
いちじる
)
訊
(
たず
)
訣
(
わか
)
廉
(
やす
)
庇
(
ひさし
)
鉢
(
ばち
)
其
(
そ
)
喫
(
す
)
羨
(
うらや
)
鮫
(
さめ
)
荷嵩
(
にかさ
)
草鞋
(
わらじ
)
流石
(
さすが
)
股引
(
ももひき
)
而
(
しか
)
羽目
(
はめ
)
鮪
(
まぐろ
)
纏
(
まと
)
結縁
(
けちえん
)
素人
(
しろうと
)
箸
(
はし
)
算盤
(
そろばん
)
筒袖
(
つつそで
)
雛
(
ひな
)
薩摩
(
さつま
)
藁葺
(
わらぶき
)
被布
(
ひふ
)
襟
(
えり
)
訊
(
き
)
鮎
(
あゆ
)
馴染
(
なじみ
)
飴色
(
あめいろ
)
費
(
つか
)
贏
(
か
)
贔負
(
ひいき
)
遣
(
や
)
頻
(
しき
)
間者
(
かんじゃ
)
塗
(
まみ
)
急
(
せ
)
忽
(
たちま
)
廓
(
くるわ
)
幇間
(
ほうかん
)
巷
(
ちまた
)
左程
(
さほど
)
屈請
(
くっしょう
)
寧
(
むし
)
寂
(
さび
)
抽
(
ぬ
)
執
(
と
)
埃
(
ほこり
)
咄嗟
(
とっさ
)
呆
(
あき
)
可笑
(
おか
)
半纏
(
はんてん
)
初心
(
うぶ
)
俥
(
くるま
)
欠伸
(
あくび
)
無代
(
ただ
)
溝板
(
どぶいた
)
浅間
(
あさま
)
交際
(
つきあ
)
泛
(
うか
)
気質
(
かたぎ
)
歿
(
な
)
此頃
(
このごろ
)
穿
(
は
)
欄干
(
らんかん
)
框
(
かまち
)
架
(
か
)
暖簾
(
のれん
)
斑
(
まだら
)
提灯
(
ちょうちん
)
捨
(
す
)
捌
(
さば
)