“浅間”のいろいろな読み方と例文
旧字:淺間
読み方割合
あさま88.5%
せんげん10.4%
センゲン1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冗談にもご愛嬌にもなりやしない。ただもう浅間あさましい、みじめな下等な人種として警戒されるくらいのものなのだわ。ばかばかしい。
春の枯葉 (新字新仮名) / 太宰治(著)
一度ひとたび静岡の地を踏んで、それを知らない者のない、浅間せんげんの森の咲耶姫さくやひめに対した、草深の此花このはなや、にこそ、とうなずかるる。河野一族随一のえん
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
浅間センゲン様・天王様・夷様など、何れも高い峯の松の頂に降られると言ふことで、其梢にきりかけ(御幣)をでゝ祭るとの話であつた。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)