“一度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとたび50.2%
いちど37.0%
ひとた11.4%
いっぺん0.9%
いちどき0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一度ひとたび死んだ後の世界というものは、そこでまたみんなが楽しく笑い集えるところであるから、死は決して永遠の別離なぞではなくて
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
くなったな。」赤シャツの農夫はつぶやいて、も一度いちどシャツのそででひたいをぬぐい、むねをはだけて脱穀小屋の戸口に立ちました。
耕耘部の時計 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ついては方今の騒乱中にこの書を出版したりとて見る者もなかるべしといえども、一度ひとたび木に上するときは保存の道これより安全なるなし
蘭学事始再版之序 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
あまり遣り方が残酷でもあり不潔ですから「そんな不潔な事をせずに手を一度いっぺん洗ったらどうか」と私がいいましたら「そんな気の弱いことで坊主の役目が勤まるものか」
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
由「あなた湯へ這入っても一度いちどきに這入っちゃアいけません、私が伊香保で何度も這入って逆上のぼせてね困りました、初めは面白いから日に七度も這入って鼻血が出ました」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)