“ひとた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一度85.7%
7.1%
人蕩3.6%
人丈3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ニュートンの運動律第一にいわくもし他の力を加うるにあらざれば、一度ひとたび動き出したる物体は均一の速度をもって直線に動くものとす。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
其代り又ひとたび心を休めんと決すれば
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
(伯耆どのは、人蕩ひとたらしの名人といわるる秀吉から、すっかり甘いお土砂どしゃをかけられて、ほくほく帰られたそうな)
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人は秀吉を、人蕩ひとたらしの名人というが、数正は、そうは思っていない。秀吉は、自分の真価をみとめていてくれる。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
九時国境の標木が立ててある処へ達して、左に人丈ひとたけよりも高い篶竹の中を潜り下ること十分で、最低の鞍部に出た。
奥秩父の山旅日記 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)