“ひとたび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一度96.4%
一旦1.8%
一囘0.9%
一回0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一度ひとたび、土中に埋めた屍体を三年目(これは原則であって例外のある事は言うまでもない、それについては後に述べる)に掘り出し
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
されども彼は永くその痛苦を去らしむる能はざるべし、一旦ひとたびいたくその心をきずつけられたるかの痛苦は、永くその心の存在とともに存在すべければなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
一囘ひとたび之を見聞せんと欲するや極めて切なり。
松の操美人の生埋:01 序 (新字新仮名) / 宇田川文海(著)
その癖下坐舗したざしきでのお勢の笑声わらいごえは意地悪くも善く聞えて、一回ひとたび聞けばすなわち耳のほら主人あるじと成ッて、しばらくは立去らぬ。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)