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一旦
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ひとたび
ふりがな文庫
“
一旦
(
ひとたび
)” の例文
一旦
(
ひとたび
)
一四四
樹神
(
こだま
)
などいふおそろしき
鬼
(
もの
)
の
栖
(
す
)
む所となりたりしを、
稚
(
わか
)
き
女子
(
をんなご
)
の
一四五
矢武
(
やたけ
)
におはするぞ、
一四六
老が物見たる中のあはれなりし。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
されども彼は永くその痛苦を去らしむる能はざるべし、
一旦
(
ひとたび
)
太
(
いた
)
くその心を
傷
(
きずつ
)
けられたるかの痛苦は、永くその心の存在と
倶
(
とも
)
に存在すべければなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
里人のかたるを聞けば、汝
一旦
(
ひとたび
)
の
愛慾
(
あいよく
)
に
心神
(
こころ
)
みだれしより、
忽
(
たちま
)
ち鬼畜に
一二五
堕罪
(
だざい
)
したるは、あさましとも
哀
(
かな
)
しとも、
一二六
ためしさへ
希
(
まれ
)
なる
悪因
(
あくいん
)
なり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
士
(
し
)
たる者は
富貴
(
ふうき
)
一二五
消息
(
せうそく
)
の事ともに論ずべからず。只信義をもて重しとす。
伯氏
(
あに
)
宗右衛門
一旦
(
ひとたび
)
の
約
(
ちかひ
)
をおもんじ、むなしき
魂
(
たま
)
の百里を来るに
一二六
報
(
むくい
)
すとて、
一二七
日夜を
逐
(
お
)
うてここにくだりしなり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“一旦”の意味
《形容動詞》
一旦(いったん)
(仮定的表現・条件の成就的表現に先立って)一度。
(他に先駆け)ひとまず。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
旦
常用漢字
中学
部首:⽇
5画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥