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栖
ふりがな文庫
“栖”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
す
60.4%
すみか
18.8%
すみ
8.3%
ずみ
4.2%
すま
2.1%
すむ
2.1%
とま
2.1%
ねぐら
2.1%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
す
(逆引き)
老い衰えて安楽に隠れ
栖
(
す
)
むつもりのない彼は、寂しく、悲しく、血のわく思いで、ただただ黙然とおのれら一族の運命に対していた。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
栖(す)の例文をもっと
(29作品)
見る
すみか
(逆引き)
『舟の上に生涯を浮べ、馬の口をとらへて老を迎ふるものは、日々旅にして、旅を
栖
(
すみか
)
とす。古人も多く旅に死せるあり。』
桃の雫
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
栖(すみか)の例文をもっと
(9作品)
見る
すみ
(逆引き)
然らば豊内記に「洛中ニ
栖
(
すみ
)
カネテ西山辺ニ身ヲ
遁
(
のが
)
レ、菜摘水汲薪採リ心ナラズモ世ヲ厭ヒ、佛ヲ供養シテゾ光陰ヲ送ケル」
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
栖(すみ)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
ずみ
(逆引き)
父さまが鎌倉においでなされたら、わたし等も
斯
(
か
)
うはあるまいものを、
名聞
(
みやうもん
)
を好まれぬ職人
氣質
(
かたぎ
)
とて、この伊豆の山家に隱れ
栖
(
ずみ
)
、親につれて子供までも
鄙
(
ひな
)
にそだち、
詮事
(
せうこと
)
無しに今の身の上ぢや。
修禅寺物語
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
栖(ずみ)の例文をもっと
(2作品)
見る
すま
(逆引き)
もっと痛ましいのは
嫂
(
あによめ
)
の身内であった。
槇
(
まき
)
氏の家は大手町の川に臨んだ閑静な
栖
(
すま
)
いで、私もこの春広島へ戻って来ると一度
挨拶
(
あいさつ
)
に行ったことがある。大手町は原子爆弾の中心といってもよかった。
廃墟から
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
栖(すま)の例文をもっと
(1作品)
見る
すむ
(逆引き)
ふせぎかねて、浦近き国々数十ヶ国、皆
栖
(
すむ
)
人もなく荒れにけり
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
栖(すむ)の例文をもっと
(1作品)
見る
とま
(逆引き)
夫雀哀しんで自ら羽を抜き丸裸になってピパル樹に
栖
(
とま
)
り
哭
(
な
)
く、ピパル樹訳を聞いて貰い泣きし葉をことごとく落す、水牛来て訳を聞いて角
両
(
ふた
)
つ
堕
(
おと
)
し川へ水飲みに往くと
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
栖(とま)の例文をもっと
(1作品)
見る
ねぐら
(逆引き)
神前にて腹十文字にきり、はらわたをくり出し、悪血をもって
神柱
(
かんばしら
)
をことごとく朱にそめ、悪霊になりて未来
永劫
(
えいごう
)
、当社の庭を草野となし、
野干
(
やかん
)
の
栖
(
ねぐら
)
となすべし——うんぬん。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
栖(ねぐら)の例文をもっと
(1作品)
見る
栖
漢検準1級
部首:⽊
10画
“栖”を含む語句
国栖
小栗栖
栗栖
隠栖
鳥栖
鷺栖
栖処
来栖
深栖
国栖人
有栖川職仁親王
栖鳳
栖家
本栖
有栖川宮
本栖湖
栖息
息栖
有栖川
栖所
...
“栖”のふりがなが多い著者
イワン・ツルゲーネフ
亀井勝一郎
南方熊楠
アリギエリ・ダンテ
高浜虚子
谷崎潤一郎
柳田国男
上田敏
島崎藤村
林不忘