“有栖川宮”の読み方と例文
読み方割合
ありすがわのみや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大総督有栖川宮ありすがわのみや錦旗きんき節刀を拝受して大坂にで、軍国の形状もここに至って成ったとの風評はもっぱら行なわれるようになった。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
翌一八八一年(明治十四年)三月になると、左大臣有栖川宮ありすがわのみやから、大隈にたいして、すみやかに意見を提出するようにとの督促があった。大隈はこれにたいして、急進的な意見をさしだした。
外相は桃紅色とうこうしよくの洋服を召したまへる妃殿下をたすけて、先に立ち、宮殿下はエリサベツト夫人と相携あひたづさへて、特別休憩室に入りたまひぬ。やがて有栖川宮ありすがわのみや同妃殿下、山階宮やましなのみや同妃殿下も来たまひぬ。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)