“ありすがわのみや”の漢字の書き方と例文
語句割合
有栖川宮100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
有栖川宮ありすがわのみや妃慰子殿下、新樹しんじゅつぼね、高倉典侍、現岩倉侯爵の祖母君、故西郷従道さいごうつぐみち侯の夫人、現前田侯爵母堂、近衛公爵の故母君、大隈おおくま侯爵夫人綾子、戸田伯爵夫人極子を数えることが出来る。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
征討大総督有栖川宮ありすがわのみやは西郷隆盛を参謀として東山北陸東海の、三道に分れて押し寄せて来る。二百数十年泰平を誇ったさすが繁華な大江戸も兵燹へいせんにかかって焼土となるのもここしばらくの間となった。
開運の鼓 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この計画に荷担して幕府に反対しあわせて公武合体派を排斥しようとする有栖川宮ありすがわのみやをはじめ、正親町おおぎまち、日野、石山その他の公卿たちがあったことも見のがせない、と景蔵は言っている。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)