“正親町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおぎまち94.1%
おゝぎまち5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『医心方』は禁闕きんけつの秘本であった。それを正親町おおぎまち天皇がいだして典薬頭てんやくのかみ半井なからい通仙院つうせんいん瑞策ずいさくに賜わった。それからはよよ半井氏が護持していた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
三条西家が正親町おおぎまち三条の庶流で、その正親町三条がまた三条宗家に発して庶流になるのであるから、実隆の生家は非常に貴いというほどでなく
文禄二年正月五日には正親町おゝぎまち上皇が崩御遊ばされて、諒闇りょうあんの世になったにも拘わらず、彼は関白の職にありながら精進潔斎することを怠り、十六日の夕食に鶴を食べた。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)