“深栖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふかす50.0%
ふかすの50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところへ、山中の一院、金剛蔵院こんごうぞういんの小道から、この近くへ出て来た同類の一群があった。深栖ふかす三郎はそれを見ると急に、馬の背から身伸びして、彼方へ声をかけていた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その他、牛若脱走の身辺には、深栖ふかすの三郎光重とか、その子陵助頼重などの源氏党がいたように、諸本には見えるが、これも史実というには足らない。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)