すみ)” の例文
然らば豊内記に「洛中ニすみカネテ西山辺ニ身ヲのがレ、菜摘水汲薪採リ心ナラズモ世ヲ厭ヒ、佛ヲ供養シテゾ光陰ヲ送ケル」
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
西の京にばけものすみて久しくあれはてたる家ありけり今は其さたなくて
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
西の京にばけものすみて久しく荒れはて
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
何方いづかたトモナク迷ヒ行ケリ、(中略)其外治部少輔ぢぶせういうガ息女ドモ多カリシガ、天下免許ヲ蒙リテ都ノ傍ニたゝずミケレドモ、人ノ情ハ世ニ有ル程昨日ニカハル習ナレバ、洛中ニすみカネテ西山辺ニ身ヲのが
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
西の京にばけものすみて久しくあれ果たる家ありけり今は其さたなくて
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)