“栖所”の読み方と例文
読み方割合
すみか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうした珠数でも胸の上にけて幻の栖所すみかのように今の生活を思うような心と、夜もられぬほど血のくような心とが、彼には殆ど同時にあった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
我は幽欝ゆうゝつなる汝の栖所すみか圧込おしこめられ
失楽 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
岸本は東と北との開けた古風な平屋造りの建物の中に新しい栖所すみかを見つけた。二間あって、一方を自分の書斎に、一方を子供等の部屋にてることが出来た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)