“栖方”の読み方と例文
読み方割合
せいほう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかりで釣り上げ投げつける起重機や、敵船体を焼きつける鏡の発明に夢中になったアルキメデスの姿を梶はその青年栖方せいほうの姿に似せて空想した。
微笑 (新字新仮名) / 横光利一(著)
それというのも、まだ知らぬその青年について、高田の説明が意外な興味を呼び起させるものだったからである。青年は栖方せいほうといって俳号を用いている。
微笑 (新字新仮名) / 横光利一(著)
栖方せいほうは眼をぱちぱちさせ、云うことを聞かなくなった自分の頭をでながら、不思議そうに云った。
微笑 (新字新仮名) / 横光利一(著)