“涌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
90.9%
よう4.5%
わい2.3%
わき2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この「霜の花」を作っているうちに、私の頭の中にいつの間にか、雪の結晶も人工で出来はしまいかという気持がいて来たのである。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
「ばけつ持つておで」井戸替への職人の親方はさう云つて、ずらりと顔を並べてゐる子供達の中で、特におようをめざして、それのさかなの中の小さい幾つかをれた。
蝙蝠 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
藩論もおのずから面目を改め、世間一般西洋流のやかましい今日、福澤もマンザラでなし、あるいこれを近づけて何かの役に立つこともあろうとうような説がチラホラとわいて来たその時に
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
目からぽろぽろ涙が流れて、抑えきれない悲しみが、遣瀬やるせなくわき立って来た。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)