“幽欝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆううつ80.0%
ゆうゝつ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は不平と幽欝ゆううつと孤独のさびしさとを一つ胸にいだいて、九月にってまたKにいました。すると彼の運命もまた私と同様に変調を示していました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
花柳病と併せてそれらのものが駆逐されるのでなければ、人類の幸福は常に幽欝ゆううつな陰影を伴うことを免れません。
新婦人協会の請願運動 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
我は幽欝ゆうゝつなる汝の栖所すみか圧込おしこめられ
失楽 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)