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幽寂
ふりがな文庫
“幽寂”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ゆうじゃく
68.8%
いうせき
6.3%
さび
6.3%
しずか
6.3%
しん
6.3%
ゆうじやく
6.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆうじゃく
(逆引き)
自ら信ずるにも
関
(
かかわ
)
らず、
幽寂
(
ゆうじゃく
)
の
境
(
きょう
)
に於て突然婦人に会えば、一種
謂
(
い
)
うべからざる陰惨の鬼気を感じて、
勝
(
た
)
えざるものあるは何ぞや。
黒壁
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
幽寂(ゆうじゃく)の例文をもっと
(11作品)
見る
いうせき
(逆引き)
余曰く余は既に禁錮を
必期
(
ひつき
)
し
居
(
を
)
る也、然れ共
幸
(
さいはひ
)
に安んぜよ、法律は
遂
(
つひ
)
に余を束縛すること六月以上なる能はざるなり、
且
(
か
)
つや牢獄の
裡
(
うち
)
幽寂
(
いうせき
)
にして
尤
(
もつと
)
も読書と黙想とに適す
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
幽寂(いうせき)の例文をもっと
(1作品)
見る
さび
(逆引き)
雨はやみ、風は起らず、鳥も歌わない、虫も鳴かねば、水音も聞えぬ、一行の
興
(
きょう
)
じ声が絶えると、
森
(
しん
)
として無声、かくも
幽寂
(
さび
)
しき処が世にもあろうかと思われた。
穂高岳槍ヶ岳縦走記
(新字新仮名)
/
鵜殿正雄
(著)
幽寂(さび)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
しずか
(逆引き)
子供と一緒に近くにある禅宗の
寺院
(
おてら
)
を訪ねた時、
幽寂
(
しずか
)
な庭に添うた廻廊で節子を思い出したことを書きつけたところもあった。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
幽寂(しずか)の例文をもっと
(1作品)
見る
しん
(逆引き)
して——(
女神
(
じょしん
)
は、まったく
活
(
い
)
きておいでなさる。
幽寂
(
しん
)
とした時、ふと
御堂
(
みどう
)
の中で、チリンと、
幽
(
かすか
)
な音のするのは、
簪
(
かんざし
)
が揺れるので、その時は髪を
撫
(
な
)
でつけなさるのだそうで。)
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
幽寂(しん)の例文をもっと
(1作品)
見る
ゆうじやく
(逆引き)
○塩入村の
茅舎竹籬
(
ぼうしやちくり
)
を見、左に
蘆葭
(
ろか
)
の茂れるを見ながら一折して、終に南に向つて去る。このあたりは河水東西に流れて両岸の地もまた
幽寂
(
ゆうじやく
)
空疎なれば、三秋月を賞するのところとして最も可なり。
水の東京
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
幽寂(ゆうじやく)の例文をもっと
(1作品)
見る
幽
常用漢字
中学
部首:⼳
9画
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
“幽”で始まる語句
幽
幽邃
幽霊
幽閉
幽冥
幽界
幽靈
幽婉
幽谷
幽鬱
検索の候補
寂寞幽僻
幽邃閑寂
“幽寂”のふりがなが多い著者
木下尚江
国木田独歩
吉川英治
幸田露伴
島崎藤村
北原白秋
泉鏡花
江戸川乱歩
岡本綺堂