“ゆうじゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幽寂78.6%
有若21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人を乗せた二匹の驢馬は、落葉の深さに少しの跫音も立てないで、静かに下闇したやみをたどります。獣も鳥も鳴かず、死の様な幽寂ゆうじゃくが森全体を占めています。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
たしかに幽寂ゆうじゃくの感をひくが、それが一つならず、二つならず、無数の秋虫一度にみだれむせんで、いわゆる「虫声満地」とか「虫声如雨」とかいうきょうに至ると
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
魯の哀公が有若ゆうじゃくにたずねられた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)