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下闇
ふりがな文庫
“下闇”の読み方と例文
読み方
割合
したやみ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したやみ
(逆引き)
杖を
径
(
こみち
)
に
突立
(
つきた
)
て/\、
辿々
(
たどたど
)
しく
下闇
(
したやみ
)
を
蠢
(
うごめ
)
いて
下
(
お
)
りて、城の
方
(
かた
)
へ去るかと思へば、のろく
後退
(
あとじさり
)
をしながら、
茶店
(
ちゃみせ
)
に向つて、
吻
(
ほっ
)
と、
立直
(
たちなお
)
つて
一息
(
ひといき
)
吐
(
つ
)
く。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
寒々
(
さむざむ
)
とした気持になって、夢中で部屋の中を探し廻る。ふと、壁ぎわの寝台の下を
覗
(
のぞ
)
くと、その
下闇
(
したやみ
)
の中に、燐のようなものが二つ蒼白い炎をあげている。
キャラコさん:06 ぬすびと
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
主人を乗せた二匹の驢馬は、落葉の深さに少しの跫音も立てないで、静かに
木
(
こ
)
の
下闇
(
したやみ
)
をたどります。獣も鳥も鳴かず、死の様な
幽寂
(
ゆうじゃく
)
が森全体を占めています。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
下闇(したやみ)の例文をもっと
(24作品)
見る
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
闇
常用漢字
中学
部首:⾨
17画
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下
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