“寒々”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さむざむ78.6%
さむ/″\14.3%
さむさむ7.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“寒々”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]6.7%
文学 > フランス文学 > 小説 物語1.9%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語1.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
あの男に、腹立たせてしまっては、大変だ——そんな風に思って、よんどころなしに、寒々さむざむと、肩をせばめてたたずむのだ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
寒々さむざむと揺れてゐるものは、孟宗のほづえ、ささ栗のそばのかやの木、枯枝の桐の莟、墓原のかうのけむり。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
まことにあの障子の裏に照り映えている逆光線の明りは、何と云う寒々さむ/″\とした、わびしい色をしていることか。
陰翳礼讃 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
平次はくすぐつたいやうな心持でお粂と相對しました。赤い夜具の裏をハネ返して、長襦袢に小掻卷こかいまきの、寒々さむ/″\と膝を揃へた、お粂のポーズは哀れ深くも色つぽいものだつたのです。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
山母は外から帰ってきて、ああ寒々さむさむといって炉傍にどかりとすわり両脚を踏ん張って火に当たると、トチの実はドチンとはねて山母のふところに飛びこんだ。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)
サルは外から、ああ今日は寒々さむさむといって帰ってきて、横座にどかりと踏み跨がって腰をおろすと、トチの実がドンといってはねてサルのふぐりにいって当たった。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)