“寒風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さむかぜ50.0%
かんぷう28.6%
かぜ14.3%
かんき7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暫く大地を踏まない足が、もうめっきり冬になった寒風(さむかぜ)に吹かれて、足をとられそうに嫋々(なよなよ)と見えた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
堅(かた)く閉(しめ)て立出たり折柄師走(しはす)の末なれば寒風(かんぷう)肌(はだへ)を貫(つらぬ)く如きを追々の難儀に衣類は殘ず賣拂(うりはら)ひ今は垢染(あかじみ)たる袷に前垂帶(まへだれおび)をしめたるばかり勿々(なか/\)夜風は凌(しの)ぎ難きを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ヒューという寒風(かぜ)を凌(しの)いで柳番屋の蔭に立って居ると、向うから前(ぜん)申し上げた黒縮緬の頭巾を被り大小を落差しに致して黒無地の羽織、紺足袋という扮装(こしら)えで通りました
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
加(くわ)ふるに寒風(かんき)を以てし天地将(まさ)に大に暴(あ)れんとす、嗟呼(ああ)昨日迄は唯一回の細雨(さいう)ありしのみにして、殆(ほとん)ど晴朗(せいろう)なりし為め終夜熟睡(じゆくすゐ)、以て一日の辛労(しんらう)を軽(かろ)んずるを得たるに、天未だ我一行を憐(あはれ)まざるにや
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)