“細雨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こさめ54.2%
さいう41.7%
ほそあめ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも其の時は二百十日前後の天候不穏、風まじりの細雨こさめの飛ぶ暗い夜であるから、午後七、八時を過ぎるとほとんど人通りがない。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
はじめは俳畫はいぐわのやうだとおもつてたが、これじつでもなんでもない。細雨さいうれなんとする山間村落さんかんそんらく生活せいくわつもつとしづかなる部分ぶゝんである。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
こころは あけがたの細雨ほそあめにまよふ。
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)