“晴朗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいろう42.9%
せいらう28.6%
うらゝか14.3%
ぱつちり14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ニュージーランド川より平和湖へこぎだすに、この日天気晴朗せいろう、南西の風そよそよと吹いてボートの走ること矢のごとし。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
すゝすゝんでつひ印度洋インドやう海口かいこうともいふきアデンわんたつし、はるかにソコトラじま煙波えんぱ縹茫へうぼうたるおきのぞむまで、大約たいやく週間しうかん航路かうろ毎日まいにち毎日まいにち天氣てんき晴朗せいらうで、海波かいは平穩おだやか
此時このとき今迄いまゝで晴朗うらゝかであつた大空おほぞらは、る/\うち西にしかたからくもつてて、熱帶地方ねつたいちほう有名いうめい驟雨にわかあめが、車軸しやぢくながすやうにつてた。
が、一度近づいて見ては、その滑かな美しい肌の下、晴朗ぱつちりとした黒味勝くろみがちの眼の底の、温かい心を感ぜずには居られぬ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)