“天氣”の読み方と例文
新字:天気
読み方割合
てんき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところ宗助そうすけがゐなくなつて、自分じぶん義務ぎむ一段落いちだんらくいたといふゆるみがるとひとしく、にごつた天氣てんきがそろ/\御米およねあたまはじめた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
くお天氣てんきには、とほ近江あふみくに伊吹山いぶきやままで、かすかにえることがあると、祖父おぢいさんがとうさんにはなしてれたこともありました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
こんな言葉ことばが、相逢あひあ人々ひと/″\挨拶あいさつのやうに、また天氣てんきうらなふやうに、子供こどもくちにまでのぼるとともに、市中しちうたちましづまりかへつて、ひつそりとなつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)