“車軸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃじく62.5%
しやぢく37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
車軸(しゃじく)を流すという形容もおろか、馬も流され人も漂い、軍器も食糧もみな水漬(みずつ)いてしまう。いや仮屋もたちまち水中に没し、山の上へ上へと移って行った。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが、車軸(しゃじく)を流すような豪雨も、小石を吹きとばす強風も、洞のなかではさほどおそろしいことではない。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
此時(このとき)今迄(いまゝで)は晴朗(うらゝか)であつた大空(おほぞら)は、見(み)る/\内(うち)に西(にし)の方(かた)から曇(くも)つて來(き)て、熱帶地方(ねつたいちほう)で有名(いうめい)な驟雨(にわかあめ)が、車軸(しやぢく)を流(なが)すやうに降(ふ)つて來(き)た。
母(はゝ)がまだ存生(ぞんじやう)の時(とき)だつた。……一夏(あるなつ)、日(ひ)の暮方(くれがた)から凄(すさま)じい雷雨(らいう)があつた……電光(いなびかり)絶間(たえま)なく、雨(あめ)は車軸(しやぢく)を流(なが)して、荒金(あらがね)の地(つち)の車(くるま)は、轟(とゞろ)きながら奈落(ならく)の底(そこ)に沈(しづ)むと思(おも)ふ。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)