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荒金
ふりがな文庫
“荒金”の読み方と例文
読み方
割合
あらがね
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あらがね
(逆引き)
母がまだ
存生
(
ぞんじょう
)
の時だった。……
一夏
(
あるなつ
)
、日の暮方から凄じい雷雨があった……
電光
(
いなびかり
)
絶間
(
たえま
)
なく、雨は車軸を流して、
荒金
(
あらがね
)
の
地
(
つち
)
の車は、
轟
(
とどろ
)
きながら奈落の底に沈むと思う。
霰ふる
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼の威厳は
荒金
(
あらがね
)
のやうにそこにかがやかに残つてゐる。彼のクリストに及ばなかつたのも恐らくはその事実に存するであらう。クリストに洗礼を授けたヨハネは
檞
(
かし
)
の木のやうに
逞
(
たくま
)
しかつた。
西方の人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
げに人の世は
荒金
(
あらがね
)
の
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
荒金(あらがね)の例文をもっと
(4作品)
見る
荒
常用漢字
中学
部首:⾋
9画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
“荒”で始まる語句
荒
荒野
荒唐無稽
荒磯
荒寥
荒涼
荒海
荒々
荒神
荒地
“荒金”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
薄田泣菫
泉鏡花
芥川竜之介