“荒々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらあら62.5%
あら/\37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これにはんしてきたからのかぜは、荒々あらあらしいうみなみうえを、たかけわしいやまのいただきを、たにもったゆきおもてれてくるからでありました。
大きなかしの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ああ、それでわかった。女の選手達が、大坂ダイハンのことをボンチとか、ボンボンとか呼んでいるのは、そういう意味か」と、言えば、松山さんも荒々あらあらしく
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
こぶし荒々あら/\しくたゝくと、なかから制服せいふくけた、圓顏まるがほかはづのやうにおほきいをしたモ一人ひとり歩兵ほへいひらかれました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
丘の荒々あら/\しい線が表はす魅力に打たれた強い感じと、彼が我が家と呼んでゐるくろずんだ屋根と灰白の壁とに湧いて來る愛着を口にしたことがあつた。