“あら/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
荒々64.3%
暴々21.4%
大略7.1%
粗々7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丘の荒々あら/\しい線が表はす魅力に打たれた強い感じと、彼が我が家と呼んでゐるくろずんだ屋根と灰白の壁とに湧いて來る愛着を口にしたことがあつた。
薄衣 別にかうといふこともござりませぬが、兎かくにお氣が暴々あら/\しくなつて……。瑣細なことにもおむづかりなされて……。そばにゐる者もはら/\するやうな。
佐々木高綱 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
清「大略あら/\ってお前さんの心に大概分ったかえ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
梅「うん、わかった、いや大略あら/\分りました」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
粗々あら/\しい逆立さかだつた頭髮等は巧みに人相を變へてはゐたが、私にはロチスター氏であることが分つた。