“荒神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうじん46.2%
あらがみ34.6%
くわうじん11.5%
アラガミ3.8%
コージン3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
随分いろいろに趣向もして見たけれど、向うに荒神こうじん様が付いているんでね。今夜という今夜はもうどうにもしようがないと見切りを
半七捕物帳:31 張子の虎 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
これで、毎年まいねんむららして、人身御供ひとみごくう荒神あらがみ正体しょうたいが、じつはさるものであったことがかって、むらのものはやっと安心あんしんしました。
しっぺい太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
荒神くわうじん樣が惜しんでこれを隱される、諦らめなさいと、はつきり斷るさうで、それでも掘つたところで、何んにも出て來るわけはありません
本朝ホンテウ出来の像としてはまづ、此程物凄い天部テンブの姿を拝んだことは、はじめてだ、と言ふものもあつた。神代の荒神アラガミたちも、こんな形相ギヤウサウでおありだつたらう、と言ふ噂も聞かれた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
高千穂神楽の日の舞いにはシバ荒神コージンなどというのが現れてなんとなく印度の荒れ神様との関連などを感じさせるものがあり、むかし神宮寺のあった地名をセ別当と云いならわしており