“清荒神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きよしくわうじん50.0%
きよしこうじん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今浪花座に出てゐる中村福助が、去年淀川に堤切どてぎれがあつた当時、清荒神きよしくわうじんから大勢の贔屓かくと一緒に、大阪帰りの電車に乗込んだ事があつた。
お師匠さんは乗物が嫌いで、取分け自動車と船とが苦手であったこと。それでも信仰心があつくて、毎月廿六日には欠かさず阪急沿線の清荒神きよしこうじん参詣さんけいしたこと。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)