“清洲”の読み方と例文
読み方割合
きよす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時の欧化は木下藤吉郎が清洲きよすの城を三日に築いたと同様、外見だけは如何にも文物燦然と輝いていたが、内容は破綻だらけだった。
清洲きよすの城は、川向うの彼方に小さく見えていた。隊の中には、この尾張四郡の領主、織田備後守信秀おだびんごのかみのぶひでの弟にあたる織田与三郎よさぶろうがいた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いいえ……清洲きよすのお屋敷へお引籠ひきこもりになってから、もう二年越し、どちらへも、ちょっとも外出はなさらないそうでございます」
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)