“きよす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
清洲95.0%
清棲5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いいえ……清洲きよすのお屋敷へお引籠ひきこもりになってから、もう二年越し、どちらへも、ちょっとも外出はなさらないそうでございます」
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
天正十年六月十八日、尾州清洲きよすの植原次郎右衛門が大広間に於て、織田家の宿将相集り、主家の跡目に就いて、大評定を開いた。これが有名な清洲会議である。
賤ヶ岳合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
後に野鳥の会の座談会でこのことを話したら、清棲きよす伯は少し色の濃い夏羽の雷鳥であったろうと判ぜられた。しかし私の心の隅にはまだうたがいの雲が少し残っている。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)