“清洲城”の読み方と例文
読み方割合
きよすじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この上に、あの寧子ねねが、宿やどつまとなっていたら、申し分ないが——と思ったりしながら、今朝も、清洲城きよすじょう外濠そとぼりを歩いて来た。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その後も、家康はなおしばらく、小牧の営にふみとどまっていたが、彼もやがて、酒井忠次さかいただつぐをのこして、清洲城きよすじょうへ退いた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その朝、彼は衣服を正して、清洲城きよすじょうのうしろの林へ歩んだ。霜ふかい木の間道には、むしろを敷き通してあった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)