“清洲橋”の読み方と例文
読み方割合
きよすばし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつものように清洲橋きよすばしをわたって深川ふかがわの町々を歩み、或時は日の暮れかかるのに驚き、いそいで電車に乗ることもある。
深川の散歩 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
清洲橋きよすばしの近くの一銭蒸汽の待合所を目当てに河岸かしを歩いていたら意外な所に芭蕉庵ばしょうあん旧跡と称する小祠しょうしに行き当たった。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
彼はそこで落ち会ったジャアナリストの一人と、川風に吹かれながらバルコニイへ出て、両国から清洲橋きよすばしあたりの夜景を眺めていたが、にわかに廊下へ呼びこまれた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)