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くわうじん
ふりがな文庫
“くわうじん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
荒神
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荒神
(逆引き)
荒神
(
くわうじん
)
樣が惜しんでこれを隱される、諦らめなさいと、はつきり斷るさうで、それでも掘つたところで、何んにも出て來るわけはありません
銭形平次捕物控:306 地中の富
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
新公は
咄嗟
(
とつさ
)
に身を
躱
(
かは
)
さうとした。が、傘はその途端に、古
湯帷子
(
ゆかた
)
の肩を打ち据ゑてゐた。この騒ぎに驚いた猫は、鉄鍋を一つ蹴落しながら、
荒神
(
くわうじん
)
の棚へ飛び移つた。
お富の貞操
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
お
前達
(
まへたち
)
は
荒神
(
くわうじん
)
さまを
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
ませう。ほら、
臺所
(
だいどころ
)
の
竈
(
かまど
)
の
上
(
うへ
)
に
祭
(
まつ
)
る
神
(
かみ
)
さまのことを
荒神
(
くわうじん
)
さまと
言
(
い
)
ひませう。あゝして
火
(
ひ
)
を
鎭
(
しづ
)
める
神
(
かみ
)
さまばかりでなく、
父
(
とう
)
さんの
田舍
(
ゐなか
)
では
種々
(
いろ/\
)
なものを
祭
(
まつ
)
りました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
狭い板の間を
塞
(
ふさ
)
いだ竈、
蓋
(
ふた
)
のない
水瓶
(
みづがめ
)
の水光り、
荒神
(
くわうじん
)
の松、引き窓の綱、——そんな物も順々に見えるやうになつた。猫は
愈
(
いよいよ
)
不安さうに、戸の明いた
水口
(
みづぐち
)
を
睨
(
にら
)
みながら、のそりと大きい体を起した。
お富の貞操
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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