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躱
ふりがな文庫
“躱”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かわ
74.1%
かく
11.6%
かは
6.3%
か
5.4%
さ
1.8%
かぼ
0.9%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かわ
(逆引き)
さっと
躱
(
かわ
)
しざま、相手が逆に下から払いあげた、踏込んだ方は危く半身を反らして避けたが、剣は手を放れて彼方の
叢
(
くさむら
)
へ飛んでいた。
おもかげ抄
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
躱(かわ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
かく
(逆引き)
追えば追うほど兎種々に走り
躱
(
かく
)
れて犬ために身
憊
(
つか
)
れ心乱れて少しも主命を用いず、故に狩猟の途上兎を見れば中途から
還
(
かえ
)
る事多しと
十二支考:02 兎に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
躱(かく)の例文をもっと
(13作品)
見る
かは
(逆引き)
さう云つた夫人の顔は、
遉
(
さすが
)
に緊張した。が、夫人は自分で、それに気が付くと、直ぐ身を
躱
(
かは
)
すやうに、以前の無関心な態度に帰らうとした。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
躱(かは)の例文をもっと
(7作品)
見る
▼ すべて表示
か
(逆引き)
幹太郎は川岸のほうへ大きく跳び、二度、三度と突っかけて来る安の匕首を
躱
(
か
)
わしながら、さっと相手のきき腕を取ると、
足搦
(
あしがら
)
みをかけて投げとばした。
花も刀も
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
躱(か)の例文をもっと
(6作品)
見る
さ
(逆引き)
又人々の我を遇すること極めて冷なるが爲めに、身を室隅に
躱
(
さ
)
けたるとき、心にはむかしサンタがもろ手さし伸べて、我を棄てゝ去らんよりは寧ろ我を殺せと叫びしことをおもひぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
躱(さ)の例文をもっと
(2作品)
見る
かぼ
(逆引き)
としみじみいって、
燈
(
ともし
)
を
躱
(
かぼ
)
うた
身体
(
からだ
)
を
傍
(
わき
)
へずらしながら、その一ペエジを
差覗
(
さしのぞ
)
いて
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
躱(かぼ)の例文をもっと
(1作品)
見る
躱
漢検1級
部首:⾝
13画
“躱”を含む語句
精神的躱避
身躱
躱身
“躱”のふりがなが多い著者
魯迅
山本周五郎
直木三十五
尾崎士郎
徳冨蘆花
南方熊楠
谷譲次
谷崎潤一郎
佐々木味津三
吉川英治