“憊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つか70.6%
くたび17.6%
くたぶ5.9%
ぱい5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
追えば追うほど兎種々に走りかくれて犬ために身つかれ心乱れて少しも主命を用いず、故に狩猟の途上兎を見れば中途からかえる事多しと
「何でもいいから芝へ行きましょう。うなれば見えも外聞もありゃしない」お島はそう言ってくたびれた男を引立てた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
脚気かっけわずらって病的な心臓を悪くし、寝るにも起きるにも着たきりの黒い洋服とともにくたぶれはてて、再縁している古里ふるさとの母のもとへかえって行ってしまった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)