“ぱい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:パイ
語句割合
杯73.2%
盃9.9%
艘4.2%
抔2.8%
敗2.8%
乳1.4%
憊1.4%
拝1.4%
配1.4%
隻1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顏色(かほいろ)は蒼白(あをじろ)く、姿(すがた)は瘠(や)せて、初中終(しよつちゆう)風邪(かぜ)を引(ひ)き易(やす)い、少食(せうしよく)で落々(おち/\)眠(ねむ)られぬ質(たち)、一杯(ぱい)の酒(さけ)にも眼(め)が廻(まは)り、往々(まゝ)ヒステリーが起(おこ)るのである。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
讓り申べしと聞(きゝ)て左京は大に悦(よろこ)び然(さら)ば早々埓(らち)明(あけ)んと立上るを大膳は暫(しば)しと押止(おしとゞ)め先々待たれよ今宵の仕事は袋(ふくろ)の物を取り出すよりも易(やす)し先々(まづ/\)一盃(ぱい)呑(のん)だ上の事とて是より酒宴(しゆえん)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
殊に落語家(はなしか)などを極く可愛がりました人だそうで、丁度四月十一日のこと、山三郎は釣が好きでございますから徳田屋という船宿へ一艘(ぱい)言付けて置いて
何(ど)うも是(これ)は耳へ附(つ)けて聴(き)くのに、ギン/\と微(かす)かに聴(きこ)えて判然(はつきり)解(わか)らぬやうだが、何(ど)うか斯(か)う耳へ当(あて)ずに器械(きかい)をギユーと捩(ねぢ)ると、判然(はつきり)音色(おんしよく)が席中(せきぢう)一抔(ぱい)に大音(だいおん)に聴(きこ)えるやうに仕(し)たいものだ。
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
それには、りっぱに、蔦之助(つたのすけ)の射(い)あてた矢(や)あとがある。かれの寃(えん)はそそがれた。そして、競射(きょうしゃ)に不当(ふとう)な勝点(しょうてん)をうばっていた徳川家(とくがわけ)は、一敗(ぱい)地にまみれてしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お花さん、鯨が見世物に出てるそうですよ。なんでも鯨の赤ちゃんを抱いておっ乳(ぱい)を飲ませるンだって」
僕は老人(らうじん)に導かれて千八百八十八年に巴里(パリイ)で歿(な)くなつた全権大使ナホノブ、サメジマ君の墓を料(はか)らずも一拝(ぱい)した。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
「いましがた、黒船が一隻(ぱい)、艫を横切(よぎ)って風下のほうへ行きよりました」
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)