“こっぷ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コップ
語句割合
硝盃40.0%
20.0%
洋盃20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
砂糖水をもりたる硝盃こっぷ其儘そのまゝにして又其横手には昨日の毎夕新聞一枚とほか寸燐まっちの箱一個あり、小棚の隅に置きたる燭台は其蝋燭既に燃尽もえつくせしかど定めし此犯罪を照したるものならん
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
ステーションまでの二百ヴェルスタのみちを二昼夜ちゅうやぎたが、そのあいだうま継場々々つぎばつぎばで、ミハイル、アウエリヤヌイチは、やれ、ちゃこっぷあらいようがどうだとか
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
お葉は座敷へかえって、徳利とくり洋盃こっぷとを持って来た。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
爾して第一に彼の呑み掛けのこっぷと酒の瓶とを分析させた所、瓶の酒には異状がないが盃に在る呑み残りの分には毒が混って居ると分った。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)