“こつぷ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コツプ
語句割合
洋盃33.3%
22.2%
洋杯22.2%
手杯11.1%
硝杯11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お安い御用です。」エエド氏は洋盃こつぷの飲みものに一寸唇をあてながら言つた。
ステーシヨンまでの二百ヴエルスタのみちを二晝夜ちうやぎたが、其間そのあひだうま繼場々々つぎば/\で、ミハイル、アウエリヤヌヰチは、やれ、ちやこつぷあらひやうが奈何どうだとか、うまけるのに手間てまれるとかとりきんで
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
枕元まくらもと朱塗しゆぬりぼん散藥さんやくふくろ洋杯こつぷつてゐて、その洋杯こつぷみづ半分はんぶんのこつてゐるところあさおなじであつた。あたまとこはうけて、ひだりほゝ芥子からしつた襟元えりもとすこえるところあさおなじであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
三四郎はじつと其横がほを眺めてゐたが、突然手杯こつぷにある葡萄酒を飲み干して、表へ飛び出した。さうして図書館に帰つた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
細い薄手うすで硝杯こつぷから
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)