“カップ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
果物盃33.3%
16.7%
洋盃16.7%
茶碗16.7%
賞杯16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夏蜜柑なつみかんの冷やしたのが、丸い金色の切り口を上へ向けて、切子硝子きりこガラス果物盃カップの中にうずまっている。一さじほどの荔枝れいしのジャム。チューブからしぼりだした白い油絵具のような、もったりとした生牛脂クレエムフレェシュ
キャラコさん:05 鴎 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
彼女は余程酔っているらしく、片手に泡の立った黒ビールのカップを持って、フラフラと室の中を歩廻っていた。
P丘の殺人事件 (新字新仮名) / 松本泰(著)
カチンと洋盃カップを触れあわせると、二人は別々のさかずきからグッと飲み乾した。
火葬国風景 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と妻はショコラの茶碗カップいて、細巻きの煙草ピソンテに火を点けた。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
いま彼の推理力と太刀打ちの出来る問題といえばただ一つ、ウェセックス賞杯カップ争覇戦出場の名馬の奇怪なる失踪と、その調馬師の惨殺された事件があるのみだ。