“匙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さじ98.2%
さぢ0.9%
スプーン0.4%
レーブル0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、それを持って来て、こっそりその日の夕飯後に供すると、良人、二口三くち食べたかと思うと、たちまち不味まずそうにさじを捨てて
字で書いた漫画 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
シユウとあわがつて、くろいしるのあふるのをさぢでかきまはすしろものである。以來いらい、ひこつの名古屋通なごやつうを、(かくはま)とふのである。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
お重も無言のままそれをスプーンつっついたが、自分から見ると、食べたくない物を業腹ごうはらで食べているとしか思われなかった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
食卓ターブルの上には銀の肉刺ハーカレーブルが美しく置かれ、花を盛った瓶をところどころに配置し、麺麭ブロートを入れたかご牛酪容ホートルいれなどが据えられてある。