“徳川家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とくがわけ33.3%
とくがはけ33.3%
おかみ16.7%
とくせんけ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されば、まだことの虚実きょじつは明確に申しあげられませぬが、東海道——ことに徳川家とくがわけ家中かちゅうにおいてはもっぱら評判ひょうばんいたしております。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
多田院ただのゐん日光につくわう徳川家とくがはけ靈廟れいべうで、源氏げんじ祖先そせんまつつてあるから、わづか五百石ひやくこく御朱印地ごしゆいんちでも、大名だいみやうまさ威勢ゐせいがあるから天滿與力てんまよりきはゞかなかつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
徳川家おかみ御一門の威信にかかわるゆゆしい問題。
何しろ徳川家とくせんけ御瓦解ごぐわかい以来、御用金を下げて下すつたのは加州様ばかりでございます。それも三千両の御用金の中、百両しか下げては下さいません。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)