“落々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おちおち60.0%
らくらく26.7%
おち/\13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも何うも夜も落々おちおち眠られないし、朝だって習慣くせになっていることが、がらりと様子が変って来たから寝覚めが好くない。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
岩壁のところどころに谷間が暗い影をしずめ、噴火で押しだされた軽石が、雨風にさらされて白骨はっこつのように落々らくらくと散らばっている。
藤九郎の島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
顏色かほいろ蒼白あをじろく、姿すがたせて、初中終しよつちゆう風邪かぜやすい、少食せうしよく落々おち/\ねむられぬたち、一ぱいさけにもまはり、往々まゝヒステリーがおこるのである。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)