“抔(ぱい)” の例文
塵(ごみ)と一處(しよ)に穴(あな)の中(なか)へ落(お)ちて居(ゐ)たのを、博士(はかせ)が戯(たはむ)れに取出(とりだ)されたので、之(これ)は一抔(ぱい)頂戴(てうだい)したと、一同(どう)クツ/\笑(わら)ひ。
何(ど)うも是(これ)は耳へ附(つ)けて聴(き)くのに、ギン/\と微(かす)かに聴(きこ)えて判然(はつきり)解(わか)らぬやうだが、何(ど)うか斯(か)う耳へ当(あて)ずに器械(きかい)をギユーと捩(ねぢ)ると、判然(はつきり)音色(おんしよく)が席中(せきぢう)一抔(ぱい)に大音(だいおん)に聴(きこ)えるやうに仕(し)たいものだ。
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)