◉ 私の情緒は、激情といふ範疇に屬しない。むしろそれはしづかな靈魂ののすたるぢやであり、かの春の夜に聽く横笛のひびきである。 ある人は私の詩を官能的であるといふ。或はさういふものがあるかも知れない。けれども正しい見方はそれに反對する。すべて …
著者 | 萩原朔太郎 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
初出 | 薄暮の部屋「詩歌 第七卷第十二號」1917(大正6)年11月号
寢臺を求む「感情 第二年四月號」1917(大正6)年4月号
沖を眺望する「感情 第二年二月號 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約1時間26分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約2時間24分(300文字/分) |