“心像”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いめえぢ40.0%
イマアジュ20.0%
イマアヂユ20.0%
ゼーレ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わびしい追憶の心像いめえぢは、蒼空にうかぶ雲のやうだ。
蝶を夢む (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
そしてその瞬間までの、その心像イマアジュが本当の彼女によく似ているかどうかという一切の気がかりは、忘れるともなく忘れてしまっている。
ルウベンスの偽画 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
しかし漠然ながらではあるが、自分の前にゐる少女とその心像イマアヂユの少女とは全く別な二個の存在であるやうな氣もしないではなかつた。
ルウベンスの偽画 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
心理分析プシヒョアナリーゼだ。犯人の神経病的天性を探ることと、その狂言の世界を一つの心像鏡として観察する——その二点に尽きる。ねえ支倉君、心像ゼーレは広い一つの国じゃないか。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)